ガラス職人、木下穰二のご紹介 熊野の自然をかたちに… 窓ガラスを溶かして手づくりの器に仕上げています。 木下穰二(ガラス屋「靖」代表)プロフィール 1974年 生まれる 1998年 沖縄県 合資会社奥原硝子製造所 入社 桃原正男氏(現代の名工)に師事 2004年 第二十六回 沖縄県工芸公募展 佳作 サラダボウルセット「春の器」 2006年 合資会社奥原硝子製造所 退社 2009年 和歌山県田辺市本宮町に 熊野硝子工房 ガラス屋「靖」設立
「熊野本宮ガラス」ができるまでの工程をご紹介します。 1. さて…スタート 溶解炉のなかでドロドロに溶けた高温のガラスを吹き竿の先に少しだけ巻きつけていきます。 2. 柔らかいので 巻きとったガラスは鉄リンで冷ましながらかたちを整えます。 3. 吹きます ガラスがまだ柔らかいうちに息を吹き込んで膨らましていきます。 4. もう一度 出来上がった小さなガラスの球にもう一度ガラスを巻きつけて大きくしていきます。 5. 何回も グローリーホール(焙り戻し窯)で焙り戻しながらかたちを整えていきます。 6. 形どり もう少しかたちを整えて 7. 要です うつわの底を平にします。 8. ひと段落 断熱材のうえに置いて 9. そして 切り離しです。 10. 今度は 竿の先にガラスをつけてうつわの底にくっつけます。 11. 再び うつわの先端を焙り戻して 12. 一瞬で 広げていきます。 13. 出来上がり 最後に底の部分を焼きなおして徐冷炉に入れます。 一晩かけてゆっくりと冷ましていきます。